彦根仏壇の技で曳山のミニチュア

地域経済レポート

完成したミニチュアの横に立つ組合役員ら

 彦根仏壇の七職の技術によって、大津祭の曳山のミニチュアが作られ、JR大津駅の改札近くに展示されています。
 仏壇の需要が年々減少している状況を受け、彦根仏壇事業協同組合は仏壇の技術を生かしての異業種での取り組みを模索。大津祭の曳山のうち、源氏山のミニチュア作りを計画し、2017年から経産省の補助金を活用しながら製作してきました。
 彦根仏壇の七職すべての職人9人が製作にあたり、初年度に木地師と宮殿師が木地部分を完成させました。以降、昨年度に彫刻師、漆塗師が製作を進め、今年度は箔押師、蒔絵師、錺金具師が担当し、完成させました。
 大きさは本物の4分の1の高さ145センチ×幅73センチ×長さ132センチ。製作費約800万円のうち補助金(3分の1)以外の自己資金分を補てんするため、クラウドファンディングにより約40万円の寄付も得ました。
 曳山のミニチュアは10月15日まで大津駅で展示され、以降、大津や草津の各所を巡回し、今月中に彦根に戻ってくる予定です。