コロナ感染者の重点医療機関に 県が彦根市立病院と県立総合病院指定

市政報告

 滋賀県は新型コロナウイルスの感染者の増加に備えて、彦根市立病院と県立総合病院(守山市)を重点医療機関に指定。今月に2院で合わせて約100床の病床を確保する予定だ。
 県内には感染者が入院する感染症指定医療機関が彦根市立病院を含めて7病院あり、34床(うち彦根市立病院4床)の感染者病床があるが、コロナの感染者のうち5月7日時点で30人が入院している状況だ。
県は今後に向けて、彦根市立病院と県立総合病院での病床確保を調整中だが、すでに彦根市立病院で40床以上を確保しており、残りの病床確保について県立総合病院と調整を進めている。

防護服など提供へ県と調整

 彦根市立病院では二重扉で感染者を隔離できる感染症病床などを活用する予定。感染制御医師5人、専従の感染管理認定看護師2人などの体制で「院内感染の防止対策に全力を尽くし、県と連携しながら感染症指定医療機関としての機能を強化する」としている。重点医療機関としての機能開始に向けて、防護服やマスク、アルコール消毒液など医療従事者の感染予防の物資確保について県と調整している。

民間の医療機関へ協力要請も

 このほか、滋賀県はピーク時に入院が必要な感染者が7700人、そのうち重症者が約2000人に上るとの推計も示している。
県内での感染者の状況を見ながら、今月中に公立病院でさらに250床、6月中に民間の医療機関にも協力を依頼して1600床を確保し、重症患者を受け入れる体制を万全にする計画も立てている。

滋賀県が寄付を求めている防護服やフェイスシールドなど(滋賀県提供)

県が防護服など寄付求める

 滋賀県は、新型コロナの感染者が入院している県内の医療機関で備蓄が乏しい防護服やマスクなどの無償提供を県民や事業者に求めている。
 必要としている物資は医療用の防護服、ゴーグル、フェイスシールド、マスク、ガウン、手袋、キャップ、シューズカバー、手指消毒剤のほか、防水機能がある長袖エプロン、ビニールのレインコート、ポンチョ。いずれも未使用品。
 外出自粛の要請を受けて郵送での寄付を求めている。提供方法は品目と個数がわかるようにして、以下宛先へ。

〒520-8577 滋賀県大津市京町4丁目1番1号
滋賀県新型コロナ対策チーム物資班

問い合わせは、コロナ対策チーム物資班(080-8940-3216)。
 

当所会員企業への医療資材提供のご報告とお願い

この度の状況を受け、4月28日に地域総合経済団体である彦根商工会議所として、彦根市立病院が必要とされる資材を取りまとめ提供しました。

彦根市立病院への資材提供につき、同病院が重点医療機関に指定されたものの、今後の備蓄に不安が残る状況にあることをお聞きし、安定した受け入れ態勢の確保と医療従事者が安心して業務にあたれるよう、当所としても、同病院からの協力要請を受け止め、経済団体のネットワークを活かして、できる限りの協力を行う方針です。

現在、当所会員事業所のなかでも、特に関連のありそうな事業所へ緊急的に個別に協力を呼び掛け、特に、防護服、N95マスク、ゴーグル、レインコート(防護服の代用)、耳栓などをお願いしたところ、多くの企業が呼びかけに応じていただき、予想を超える量の資材が提供され、彦根市立病院へ引き渡すことができました。ご協力いただいた事業所様に置かれましては重ねて感謝申し上げます。

当所では、引き続き広く会員事業所へ呼びかけ、不足する資材を取りまとめ、随時、彦根市立病院へお届けし、終息時期が見通せない新型コロナウイルス感染症対策に、少しでも貢献できるよう協力していきます。資材を提供できるという事業所様がおられましたら、ぜひ当所までご一報いただきますようよろしくお願いいたします。