第5回 マーケティングからキャッシュレス導入を考える

2分で読めるキャッシュレス講座

消費増税がされましたね

消費増税がいよいよ実施されました。皆さまはもうキャッシュレスを体験されましたか?実店舗はもちろん、ネット販売でも経済産業省のキャッシュレス消費者還元事業の広告が出ています(画像はAmazonのもの)。

楽天なども同様ですが、出品者が事業の要件に当てはまる中小企業の場合、ポイント還元が受けられますので、一度体験してみるとよいです。

キャッシュレスの力で後払いが増加

消費増税と関連したキャッシュレスの増加により、最近ではZOZOのようなアパレル業界はもちろん、ホテルや旅館も後払いが可能(minuteミニッツ クレジットカードがない場合は、後日コンビニで支払)になりつつあります。それだけビッグデータを元に一瞬で与信管理が行える時代になったということで、世の中が確実に変わりつつあるのを感じます。

それでもキャッシュレスをすべきお店

前回、キャッシュレスだけのお店の売上が下がってしまったというお話をしました。キャッシュレスだけで売上が下がるのであれば、結局はキャッシュレスを現金と併用する必要があります。ただし、それをしてしまうと、現金管理が残ってしまい、キャッシュレスの利点が活かせません。
ここはマーケティングの考え方を使って、それでもキャッシュレスを実施したほうがよいお店を選んでみましょう。皆さまがお店を選ぶ場合、いろいろな選択肢の中から、1店に絞っています。どうやって絞っているのか考えてみると、意外にシンプルな軸に沿っていることがわかります。

競合と差をつける軸

  1. 手軽軸:競合より早く・安く・便利である
  2. 商品軸:競合より高級・特別・ハイテクである
  3. 密着軸:競合より顧客の個別ニーズに対応している

参照:『新人OL、つぶれかけの会社をまかされる』 佐藤義典著 青春出版社

皆さまのお店はどうでしょうか?3軸のうち、原則1軸を選ぶことになります。例えば、2.商品軸:高級な寿司店でしたら、3.密着軸:お客様からの「このウニにウスターソースをかけてほしい」という個別のオーダーは突っぱねるでしょう。逆に、3.密着軸で勝負する親身な居酒屋さんなら、お客様のオーダーを先読みしてでも個別対応して常連客を喜ばせるはずです。1.手軽軸で勝負するファストフード店なら、高級さとは無縁ですし、個別対応もできないはずです。
ここから考えると、1.手軽軸のお店であれば、コンビニのように、手軽なキャッシュレス決済を導入することが望ましいですし、2.商品軸のお店であれば、高額品に対応してクレジットカードをすでに導入していることが多いでしょう。3.密着軸のお店であれば、お客様のニーズを十分に聞いて、導入するかしないかを決めるべき、ということになります。