文化セミナー 「世界遺産について学ぶ」

セミナー・講演会

現在彦根市では、彦根城の世界遺産登録を目指し、「意見交換・応援1000人委員会」が設立されるなど、世界遺産登録を盛り上げる取り組みが始まっています。

そこで、彦根市・彦根市教育委員会・彦根商工会議所の共催により、世界遺産の基礎知識や、彦根城の世界遺産登録について、市民の皆さまに分かりやすく解説するセミナーを下記の通り開催することとなりました。世界遺産を通じて文化・自然の持つ価値と多様性を学び、地域やまちづくりについて考えていただく機会として、ぜひご参加ください。

開催要項

日時 2018年11月10日(土)・17日(土)・12月8日(土)
2019年1月26日(土)・2月2日(土)・16日(土)
いずれも19:00 ~ 20:30(同じ内容で開催します)
場所 彦根市内公民館
受講料 無料
対象者 どなたでもご参加いただけます
内容・講師 各会場とも同じ内容です

  • 19:00 趣旨説明(主催者)
  • 19:05 第1講「世界遺産って、何だろう」
    11月担当:講師 佐滝剛弘氏 京都光華女子大学教授
    12月・1月・2月担当 :講師 大塚正博氏 世界遺産アカデミー認定講師
  • 20:00 第2講「彦根城世界遺産登録への道」
    講師 彦根市教育委員会 文化財部 彦根城世界遺産登録推進課 職員
  • 20:25 閉会の挨拶(主催者)
申込方法 事前申込みは不要です。ご都合のよい日に会場にお集まりください。
主催(共催) 彦根市、彦根市教育委員会、彦根商工会議所
後援 彦根市議会
協力 (公社)彦根観光協会、彦根城世界遺産登録 意見交換・応援1000人委員会

会場一覧

いずれも19:00~20:30( 同じ内容で開催します)

開催日 会場 電話番号 所在地
2018年
11月10日(土)
鳥居本地区公民館 0749-26-1922 鳥居本町1491-6
11月17日(土) 高宮地域文化センター 0749-22-3510 高宮町2311
12月 8日(土) 中地区公民館 0749-24-0801 大藪町2610
2019年
1月26日(土)
河瀬地区公民館 0749-28-1000 森堂町131
2月2日(土) 西地区公民館 0749-24-2957 本町1 丁目9-1
2月16日(土) 旭森地区公民館 0749-26-0675 正法寺町642-1

お願い

  • 各会場とも駐車台数に限りがあります。
  • 本セミナーの問い合わせは、彦根商工会議所または各主催団体へお願いします。

問い合わせ先

彦根商工会議所 TEL:0749-22-4551・FAX:0749-26-2730
e-mail:info@hikone-cci.or.jp

世界遺産条約のはじまり

世界遺産とは、「顕著な普遍的価値」をもつ自然や文化財を、世界遺産条約に基づき「世界遺産リスト」に記載し、国際的に守っていこうとするものです。世界遺産は、「人類共通の宝物」を、紛争や開発、自然環境破壊などから大切に守り、次の世代に残し、自分たちの文化について理解を深めるだけでなく、地球環境を守り、人々が互いに尊重しあう平和な世界をめざすことに繫がっています。

世界遺産条約は、正式名称を「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」といいます。1972年の第17 回ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)総会にて満場一致で採択され、 2018年7月時点で193の国と地域が加盟する世界最大規模の国際条約です。日本の参加は1992年、125番目の加盟国となりました。

世界遺産条約の理念が誕生するきっかけとなったのは、1960年にエジプトのナイル川で始まったアスワン・ハイ・ダムの建設だったといわれています。

エジプトのナセル大統領は、人々の安全と生活向上のために、ナイル川の氾濫を防止し、安定した電力を供給する国家事業であるアスワン・ハイ・ダムの建設を決定します。ところがアスワン・ハイ・ダムが完成すると、古代エジプト文明の遺産であるヌビア地方の「アブ・シンベル神殿」や「フィラエのイシス神殿」などが、ダム湖に水没してしまいます。そこでユネスコは経済開発と遺産保護の両立という難題に取り組み、遺跡群を移築して保存する「ヌビアの遺跡群救済キャンペーン」を世界に向けて行い、世界50ヵ国が賛同して救済事業が行われました。

当時のフランス文化大臣アンドレ・マルローはユネスコ会議で「遺産は国や民族で分割することのできない、われわれ人類全体の財産である」という主旨の演説を行い、「人類共通の遺産(Common heritage of mankind)」という世界遺産条約の理念に繫がっていくことになりました。

▶世界遺産条約が誕生するきっかけとなった「アブ・シンベル神殿」