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彦根城

彦根プレミアム塾

Hikone-Historia 2017
彦根ヒストリア講座

コーディネーター 谷口 徹 氏(元彦根市教育委員会文化財部長)
●各講座受講料 会員500円/非会員・一般700円/学生無料
●場所 彦根商工会議所4階大会議室 ●時間 18:30開場・19:00開講

第7・8・9講
「井伊家伝来の名宝」編

 彦根城博物館の展示品の中心を占める井伊家伝来の大名美術に注目し、譜代大名筆頭を誇った井伊家にふさわしい名宝の数々について、各分野を担当する学芸員が、担当学芸員ならではの視点で熱く語ります。

第7講 2018年1月30日(火曜日)
武家の備え-武器と武具-

会場: 彦根商工会議所
19:00~20:30

講師 古幡 昇子(ふるはた・のりこ)
彦根城博物館学芸史料課 学芸員

古幡 昇子(ふるはた・のりこ)氏1980年埼玉県生まれ。昭和女子大学大学院生活機構研究科生活文化研究専攻修士課程で、日本美術史(仏教彫刻)を専攻。2005年大学院修了後、同大学人間文化学部歴史文化学科助手を経て、2013年彦根城博物館学芸史料課学芸員となる。武器・武具を担当し、展覧会「彦根藩士の甲冑-赤備えの家臣団-」、「日本刀鑑賞のススメ-井伊家伝来名刀尽-」などを開催。2016年からは滋賀県銃砲刀剣類審査委員を務める。主な著書は、「常行堂宝冠阿弥陀如来像の典拠図像と造像背景-鎌倉時代を中心に-」(2012)などの論文ほか、『浄土の美術-極楽往生の願いが生んだ救いの美』(2009)、『戦国大名の遺宝』(2015)などの部分執筆を担当。

【講演の概要】武器と武具は、武家が備えるべき重要な道具であり、彦根城博物館には、彦根藩井伊家に伝来した甲冑や刀剣をはじめ、弓矢、鞍などが数多く収蔵されています。本講演では、井伊家伝来武器・武具の中でも歴代当主の甲冑と、これに次ぐ刀剣を中心に取り上げます。歴代の甲冑それぞれが持つ特徴や名物の刀剣など、譜代筆頭の武威を示す作品の数々を古文書の記録を交えながら見ていきます。

朱漆塗燻韋威縫延腰取二枚胴具足
朱漆塗燻韋威縫延腰取二枚胴具足

第8講 2018年2月5日(月曜日)
丹青の美-絵画-

会場:彦根商工会議所
19:00~20:30

講師 髙木 文恵(たかき・ふみえ)
彦根城博物館学芸史料課 課長補佐、学芸員

髙木 文恵(たかき・ふみえ)氏1968年青森県生まれ。京都大学文学部哲学科美学美術史専攻。1992年より彦根城博物館学芸員。おもな担当展覧会「彦根屏風への誘い」(1998)、「伝統と革新-京都画壇の華・狩野永岳-」(2002)、「コレクター大名井伊直亮-知られざる大コレクションの全貌-」(2016)

【講演の概要】大名家が持つべき絵画とはどのようなものか。御用絵師の仕事の内容は。贋物はなかったのか。有名な彦根屏風はどんな位置づけにあったのか等々、井伊家伝来の絵画を通じて、江戸時代の大名と絵画について考えます。

彦根屏風
彦根屏風(部分)

第9講 2018年3月20日(火曜日)
数寄の世界-茶道具と調度-

会場: 彦根商工会議所
19:00~20:30

講師 奥田 晶子(おくだ・あきこ)氏
彦根城博物館学芸史料課 学芸員

奥田 晶子(おくだ・あきこ)氏1981年京都府生まれ。京都市立芸術大学大学院修士課程芸術学専攻修士課程で、日本美術史(近世絵画)を専攻し、2008年に同課程を修了。2010年、彦根城博物館学芸員となる。現職での担当は、茶道具と調度。企画した主な展覧会は、テーマ展「茶人井伊直弼と幕末のやきもの」(2012年)、特別展「一期一会の世界 大名茶人 井伊直弼のすべて」(2015年)など。研究テーマは、「近世の大名家において行われた茶の湯」や、「大名好みの茶道具」、「湖東焼」。

【講演の概要】江戸時代、茶の湯は武士の心得として重んじられました。井伊家でも、歴代当主が茶の湯をたしなみ、家格にふさわしい茶道具が多く収集されました。現存する井伊家伝来の茶道具は900件以上にのぼり、武家の茶の湯のありさまを今に伝えています。この講座では、将軍家からの拝領品や、藩主の愛用の茶道具などを中心に取り上げ、併せて、藩主やその家族の身の回りを彩った調度品の数々についても紹介します。

宮王肩衝茶入
宮王肩衝茶入